Windows Server 2003 + SQL Server 2000 + VisualStudio 2003 を Windows Server 2008 + SQL Server 2008 + VisualStudio 2008 に移行作業を行いましたので、そのまとめをしてみます。
【SQL Serverでの出来事】
(1)テーブル定義修正が出来ない
SQL Server 2008でデータベース中のテーブル定義を修正しているときに、下記のメッセージがでて、修正ができなくなりました。
[変更の保存が許可されていません。行った変更には、次のテーブルを削除して再作成することが必要になります。再作成できないテーブルに変更を行ったか、テーブルの再作成を必要とする変更を保存できないようにするオプションが有効になっています。]
インターネットで検索すると、早速解決策がでていました。
http://support.microsoft.com/kb/956176/ja
よくある、
[状況:マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。]
でした。
(2)インストールディレクトリの変更ができない
SQL ServerのインストールディレクトリがCからDに変更できず。
先にVisualStudio2008をCにインストールしたため。
でてきたエラーメッセージを元にコマンドラインからSetup実行したらエラー、HelpでOption確認したらメッセージのバグの模様。似たようなコマンドに変更して、コマンドラインからSetup実行したら、ディレクトリの変更が可能になった。
(3)Webサービスが動作しない
SQLサーバにLogINユーザ('NT AUTHORITY\NETWORK SERVICE')を追加する。
(4)Excel・Accessにエクスポートすると実行時間が長時間かかる
SQL Server 2008のバグのようです。暫定版のパッチをあてると直ります。正式にはSPを待て。
http://support.microsoft.com/kb/956717/ja
【Windows Serverでの出来事】
(1)IISのログの保管場所が変わっている
C:\WINDOWS\system32\LogFiles\W3SVC1
↓
C:\inetpub\logs\LogFiles\W3SVC1
(2)パスワードの設定ができなくなった
アクティブディレクトリーにまず、コンピュータ名を登録し、次にユーザID&パスワードを登録しようとしたら、パスワードの複雑さの要件を満たしていないから、登録できず。
ローカルのセキュリティポリシーを変更せずにドメイン昇格したのでパスワードの設定ができなくなった模様。
↓
設定箇所が、グループポリシーの管理(からたどっていく)で変更を行う。場所が変わったのでわからなくなった。
(3)クライアントPCからODBCの設定ができない
(Server側)Windowsファイヤーウォールでの設定が必要。
(4)Server側でのODBCの設定でExcelが設定できない
サーバーは64ビットマシンなのでExcel(32ビットプログラム)ドライバは当然無い。
(5)リモートデスクトップでの接続ができない
Windows Server 2003は、リモートデスクトップ設定画面でドメイン欄があったが、Windows Server 2008ではドメイン欄がなく、ユーザID欄でユーザIDの前にドメイン名称\を付加する。
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